| ・ブナ虫 |
和名:ブナアオシャチホコ 鱗翅目 シャチホコガ科
Quadricalcarifera punctatella |
 
ブナの木
 
幼虫
 
蛹 成虫 |
| ・フライパターン |
 
 
  |
成虫の開張33?43mmで,灰白色。幼虫は約40mmで,黄緑色,
背部正中線に沿って赤線とその両側に白線がある。
年1 世代で、6 月頃に成虫が出現。ブナの葉に20~ 1 0 0粒の卵を産む。
卵からかえった幼虫による食害量が多くなるのは
8 月上~ 中旬でこの頃被害が目立つ。
北海道南部や東北地方のブナ林で8~10年おきに大発生し,
広い範囲(数百~数千ha)でブナの葉を食い尽くすが,2,3年で終息する。
8 月下旬~ 9 月上旬に幼虫は地上に降り、落葉の下で蛹になり越冬する。
天敵
ブナアオシャチホコが大発生するとクロカタビロオサムシも大発生して
幼虫・蛹を捕食する。
冬虫夏草の一種サナギタケの寄生によるさなぎの死亡率も高く、
大発生時には9割を超える。
6月~7月頃、コイツを見つけると必ずキープする。
特に、6月頃にコイツを使うと大爆釣出来る時がある。
この時期のブナ虫、9月のバッタ・・・緑色した餌は、外せないですな(笑)
早いうちは、そんなに捕れないんですけど・・・
皆さんも経験がありませんか? 緑色っぽい目印に食ってくるとき・・・
餌には見向きもしないのに、目印に「バシャッ!」って、出てくる時・・・
でも、そんな時は、すかさず、毛ばりに交換・・・秘技「ブナ虫フライ」・・・
まぁ良く釣れます、深場なら沈めてもOKですが、
流れでは浮かした方が出がイイような気がします。
最近は、テンカラで、半沈め(ウェット)をよく用います。
以前は、目印に「緑系」を使っていたんで、よく目印に出てきたなぁ
最近、「オレンジ・ピンク系」の目印にしたら、そういう事も減った・・・
もっとも、すぐルアー・テンカラにしちゃうから餌釣りの機会も減ったから・・・
・・・、一番の理由は、歳とってきたら、目印がよく見えないだけ(笑)
認識出来る色目に変えただけなんです、だってよく見えねぇ~し
糸が見ええねぇから、朝一仕掛けのせっちょうにも苦労するし・・・(笑)
もう一度、この時期、このタイミング時のブナ虫(毛ばり)は爆釣します。 |
| ・被害 東北森林管理局 より |

ブナアオシャチホ コの食害
 
盛んに葉を食べている 多量の糞床へ

天敵 クロカタビロオサムシ
 
冬虫夏草の一種サナギタケの寄生 |
ブナの葉を食害。
発生が多いときには一帯のブナの葉が食い尽くされるが、枯死に至ることはない。
大発生は8~11年周期。
管内では八甲田山周辺、岩木山周辺、八幡平周辺等において、
近年では1980~81、89~90、2006~08年に大量発生が記録されている。
食害事例
2007年8月、岩手県安比高原に広がるブナ林の“ブナ の葉”が、
みるみるうちに消えていきました。
7月にはまだ青々と していたブナの葉が、
8月にはほとんどなくなっていま す。
なくなったのはブナの葉だけで、他の樹種の葉は残っているため、
褐色と緑のきれいなコントラストが出来上がっています。
この13日間に、いったい何が起こっ たのでしょうか?
犯人は、ブナアオシャチホコという「ガ」の幼虫です 。
この小さな虫が大発生し、すさまじい食欲でブナの葉を食いつくしました。
食べる量も多ければ、出す量も多く、盛んに葉を食べている期間は、
多量の糞が林 床へと落下してきます。
7月25日には、すでに幼虫による摂食が盛んになっていたため、
糞が落下して葉に当たる音が聞こえていました。
パラパラと雨粒が当たるような音だったので、
「雨が降ってきたかな?」と思って上を見上げたほどです。
一匹だけ見るとかわいらしい幼虫も、大勢集まると恐怖さえ感じます。
ブナアオシャチホコの個体数は8~11年周期で変動するため、
大発生もほぼ定期的に生じま す。
食害は、ブナが分布する標高帯のうち、
上部の方の標高差200mのところに帯状に発生し、
標高の低いブナ林では大発生は見られません。
幼虫 成虫 年1世代。6月頃に蛹から成虫になり、
卵を20~100粒 ずつブナの葉の裏面に平面状に産む。
卵からかえった幼虫による食害量が多くなるのは
8月上~中旬でこの頃被害が目立つ。
8月下旬~9月上旬に幼虫は地上に降り、
落葉層に薄い繭をつくり蛹になって越冬する。
このように大発生した幼虫たちですが、すべてが成虫になるわけではなく、
その多くが途中で死んでしまいます。
死亡には天敵が深く関与しています。
天敵はおもに昆虫・鳥類・微生物 であり、
捕食や病気によって幼虫あるいは蛹を死亡させます。
安比高原においても天敵の昆虫である、「クロカタビロオサムシ」が、
林内をせわしなく動き回っている様子が観察されました 。
大量のご馳走を目の前にして、大興奮していたに違いありません。
さいわい天敵の捕食 を逃れ、無事さなぎとなった
「ブナアオシャチホコ」には次なる敵が現れます。
それは冬虫夏草の一種である「サナギタケ」です。
サナギタケの寄生によるさなぎの死亡率は大変高く、
大発生時には9割を越えます。
このようにして、ブナアオシャチホコの大発生は天敵たちの力によって終息します。
ブナアオシャチホコ大発生後のブナ林では、通常、
食害を受けた後もブナは枯死しません。
食害が長年続い たということはありません。
自然界は時には、このような食害を大発生させますが、
それに対応する天敵が発生するなどして自然自らの力によって、
再び平穏な姿を保ち続けます。
太古の時代から、このような営みが繰り返されてきたのでしょう。
ブナ林は、
この大発生を一過性の災難として受け流しているだけなのでしょうか?
それともブナ林にとって、重要な意味を持つものなのでしょうか。
安比高原ブナ二次林は、
森林総合研究所が森林のCO2吸収に関する
長期観測を行っているところです。
ブナ林のCO2収支に及ぼす今回の影響は、
興味ある問題として現在解析虫です。(笑)
見つけたら、バンバン釣餌に使いましょう・・・(笑) |